2011年5月21日土曜日

母に読んでほしい小さな本『まだ、まにあうのなら 私の書いたいちばん長い手紙」

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何という悲しい時代を迎えたことでしょう。
今まで、自分の子どもに、家族に、ごく少量ずつでも、何円んか何十年かのちには必ずその効果が現れてくるという毒を、毎日の三度、三度の食事に混ぜて食べさせている母親がいたでしょうか。
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今誰もが、同じような実感を抱きながら日々のごはんをつくっていると思います。
地湧社のブックレット「湧」の増刊号として1988年に出版されたこの本は、日本中のお母さんたちの間で読み継がれ、今また、注目を集めています。
著者の甘蔗(かんしゃ)珠恵子さんは、ごくふつうの家庭の主婦でした。1986年のチェルノブイリ原発事故に機に、広瀬隆さんや高木仁三郎さんの講演を聞き衝撃を受け、学び、そして事実を伝えようと、お友達に手紙をしたためたのです。その手紙が地湧社の編集部の目にとまり出版に至ったのです。

東電福島第一原発事故の連日の報道に、今まで原発に対して無関心だった人々も、否応なくその現実に目を向けざるを得なくなりました。原子炉の構造など知らなかった私達が、圧力容器や格納容器、原子炉の構造について知り、汚染水がどうやって空気中に海中に漏れていくのかを知りました。
政府や東電から発表される情報は混迷を極め、何が正しくて、どうでないのか判断できず、自分たちで調べる人たちが増えてきました。

もしかしたら、今ここにいるあなたも、誰かに長い長い手紙を書くようになるのかもしれません。自分で調べ、学び、納得して、生きるための行動をしていくお母さんが、未来を変えるいちばんの担い手なのかもしれません。だって、毎日毎日、家族のためにごはんをつくるのですから。

このブックレットは、ソワでも販売しています。ぜひ一冊手にとり、お友達に伝えてください。

また、チェルノブイリ事故から20年経った2006年には増補改訂版も出版されています。
その情報はこちらから。





[お知らせ] 6月30日・7月1日両日ともに午前の部の親子室鑑賞は満席となりました!

energy shift! >> next future >>

映画「ミツバチの羽音と地球の回転」上映会&鎌仲ひとみ監督トークショー
日時 6月30日(木)・7月1日(金)
<午前の部> 映画上映 09:45-12:00 監督講演 12:00-12:30
<午後の部> 監督講演 13:45-14:15 映画上映 14:15-16:30
会場 アートフォーラムあざみ野(1階レクチャールーム 定員194名)

前売料金 1300円 当日料金 1500円

主催:あざみ野ぶんぶんプロジェクト
問い合わせ先:オーガニックカフェソワ〔礎・波〕TEL045-904-1286
E-mail azaminobunbun@gmail.com
URL http://azaminobunbun.blogspot.com/

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