2012年9月6日木曜日

古川国家戦略担当大臣に直接『お母さん版エネルギー基本計画』を手渡しました!

 本日、わたしたちあざみ野ぶんぶんプロジェクトのキタハラマドカ、ヨシムラユウキ、中島美穂は、古川元久国家戦略担当大臣と面会し『お母さん版エネルギー基本計画』を直接手渡してきました。

地元衆議院議員の山崎誠さんの表敬訪問に同行させていただき、エネルギー政策の未来を決める「エネルギー・環境会議」の議長でもある古川大臣に、わたしたちの想いを伝えました。この数日で、日本のエネルギーの未来が決まるという正念場。非常に多忙な大臣ですが、山崎議員の熱意で表敬訪問ができ、本当に感謝しております。

古川大臣は、「再生可能エネルギーへシフトするには小規模分散型、家庭のエネ自給自足が増えることが大切・国民参加で新しいエネルギー社会をつくろう」と仰っていました。本日、「始めよう!グリーンエネルギー社会」というホームページを立ち上げたばかりだそうです。
http://www.greenenergy.go.jp

このホームページでは、2020年の「私たちの暮らし」をこう伝えています。
・自分で発電しよう!
・電力会社を自由に選ぶ!
・節電して儲けるって?
・電気自動車は動く蓄電池になる!
・家や、街が、スマートになる!
・新しい仕事や会社が生まれる!


2030年のエネルギーの選択肢について、国民から89,124通のパブリックコメントが集まり、国家戦略室が現在そのとりまとめと精査をおこなっています。今回、初めてパブコメを書いたという人も多いのではないでしょうか。

「話そう“エネルギーと環境のみらい」
http://www.sentakushi.go.jp


『お母さん版エネルギー基本計画』では、根拠に基づいた将来ビジョンを、生活者個人個人が考え、志向して、行動に移すためのワークショップを展開してきました。プレ勉強会、1-3回の勉強会、そして成果発表会と、計5回の学びの場を5カ月かけて地元あざみ野の人たちに提供しました。
 勉強会では「原発に反対すること自体を目的化しない」ために、エネルギー政策の要素(エネルギーの3Eや石油含めたエネルギー資源の持続可能性、日本の人口や社会保障等の将来動態)を学び、そのうえで、いかに自分たちが目指す未来を主権者としてつくっていくのかを考えてきました。

 わたしたちはこの学びのプロセスを通して、民主主義とは何かを、少しずつ、体得しているような気がします。大きな社会課題に対してアクションし、それを地元の政治家に伝え、託す。ある意味正当派で王道を歩んできました。そして、わたしたちは主権者であることを初めて自覚し、行動した、選挙以外の初めての行動かもしれません。
 実際、このことは、褒められたことではなく、これまで政治や社会に無関心で政治家や経済人に御任せだったことに自覚して、恥ずかしながら、というのが正直なところです。
 わたしたちは主権者であることを棚上げして、自分に都合の悪いことは見ず、日々の楽しみを享受し、日常に埋没し、社会をつくる一員であることを忘れていたのかもしれません。原発事故はわたしたちの目を醒ますにはあまりに強烈な一撃でした。

 いまなお原発事故は終わっていない、というのがわたしたちの実感です。国土の大きな面積が、将来的に帰れるかどうかの目処も立たないまま、ふるさとを追い出された人がいる。放射能汚染は続いています。緩和ではなくこの地で適応していくことを選び、現実に生きています。その事実に立脚しての、新しいエネルギー政策を期待しています。


 その後、山崎さんのご案内で、経済産業省の経済産業大臣秘書官室と、環境省地球環境局を訪ね、枝野経産大臣と細野環境大臣に『お母さん版エネルギー基本計画』手渡していただけるよう、担当の方にお願いに行きました。 近々に決まる日本のエネルギーの未来。生活者の声を届けてきました。

 今日は蒸し暑く風もなく汗ダラダラ、そんななか永田町から霞ケ関まで歩きに歩き、声を届ける機会をくださった山崎誠さんに心から感謝します。そして大変多忙ななか耳を貸してくださった古川国家戦略担当大臣、ご担当者の皆さんにも感謝します。そしてあざみ野ぶんぶんの仲間たち、家族、友人にも感謝します。


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