2012年12月30日日曜日

ゆく年来る年、、、、


2012年も、残りあとわずか。
今年、講座や上映会に足を運んで下さったみなさま
ありがとうございました。

先日の総選挙の結果には、様々な想いを抱かれたこと
だろうと思いますが、日々の生活を楽しむ心を忘れずに、
謙虚に学び、行動しつづけて行きたいですね。


あざみ野ぶんぶんの新年は、2013年1月30日
鎌仲ひとみ監督の「内部被ばくを生き抜く」
ミニ上映会からはじまります!

既に各地で上映されている鎌仲監督の最新作。
まだご覧になっていないという方はぜひ。
1度ご覧になった方も、もう一度どうぞ。
上映後には、感じたことをシェアする時間もあります。

映画は「被ばく」というネガティブな問題を扱っていますが
監督の愛ある視点と、出演者の生き方からは、
人それぞれ、様々なメッセージを感じられるはず。
12月に、またまたメンバーが加わったぶんぶん。
新しい顔ぶれでお待ちしております!

チケットは特にありません。
参加予約は、ぶんぶん実行委員メンバーを通じて
またはメールでお願いいたします。
電話は080-4625-4338 (こちらは1月14日以降受付可能です。)

定員:20名
日時:1月30日(水)10:00~13:00
会場:スペースナナ  (横浜市青葉区あざみ野1-21-11)
会費:1000円
電話:045-482-6717
東急田園都市線、横浜市営地下鉄「あざみ野」駅西口徒歩6分





2012年11月21日水曜日

おひさま発電所ツアーレポートその2

前回から時間がかなり開いてしまってすみません。

10月27、28日のえねぱそ「おひさま発電所ツアー」
レポート後半お届けいたします。


1日目の施設見学を終えた後、私たちツアー参加者一行は
おひさま進歩エネルギー株式会社の代表取締役、原亮弘さんの
お話を伺いました。

市の施設の名前が「りんご庁舎」♪
この中でお話を伺います。ほのぼのかわいい名称
ですが、会議室等があるまじめな施設です!


















おひさま進歩の歩みを伺う参加者たち。
















原さん。私が言うのもおこがましいですが
本当に地に足のついた方、懐深い温かな印象で
地域への熱い想いが伝わってきました。


















お話を伺って、一番印象的だったのは
おひさま進歩と飯田市の行政との深い絆でした。

飯田市は人口約10万人と、非常に小さな街です。
(ちなみに横浜市は人口360万人を超える巨大都市。)
市内に大学がなく、若者が外へ出て行ってしまう問題や
空港も新幹線もないなど、アクセスの悪さもあって
「便利さ」では恵まれていない。
けれども、その分、厳しくも豊かな自然に恵まれ、
市民の自治、自助の精神が育まれてきたといいます。

飯田市では、早い段階から「環境」に目を向けていて、
1996年には「環境文化都市」を方針として掲げます。
以来、自分たちの地域、風土を守っていく政策を貫いてきました。
いわば、自然エネルギーが普及しやすいような土台があったわけです。

天竜川。本当に竜のごとき流れ。
美しい渓谷です。


















山また山、、、、
南アルプス、中央アルプスに囲まれて。


















2001年に、おひさま進歩の前身である、
「NPO法人南信州おひさま進歩」が発足したのも、
地域の公民館等での勉強会がきっかけだったそうです。
まず最初は、廃食油の処理の問題に取り組みがあり、
つぎに太陽光発電所設置についての検討がなされます。

幼稚園などの公共施設の屋根に太陽光パネルを設置するには、
施設の持ち主である飯田市に、その場所を借りる許可を
得なければなりません。

この許可を得るのが実はものすごく高いハードルだったとか。

「前例がない」ことを認めるのには時間がかかるのですね。
子ども達を預かる、保育するのが目的である施設を、
一法人、一企業が発電をするために貸すとはいかがなものか?!
ということで、かなり議論があった末、市長さんの英断により、
おひさま進歩に20年間無償で屋根を貸すことが認められました。
おひさま進歩の取り組みは、エネルギーの地産地消に繋がり、
地域の環境産業の育成や、子ども達への環境教育になり、
これまでの市の方針とも一致するのが大きかったのだと思います。

さらに、この決断を後押ししたとも言えるのが、2004年の
環境省による「環境と経済の好循環のまちモデル事業」の募集です。
飯田市の「まほろば事業」が、このモデル事業として
採択されたため、国から補助金を得られることになったんですね。
補助金というと、なんだか悪いイメージもありますが、
飯田市の場合はこれを非常にいい方向に使うことが出来ました。

これを機に、NPO法人から、本格的に事業主体を担う
「おひさま進歩エネルギー有限会社」が設立(のち株式会社に)。
そして、補助金と市民の出資により、2005年の3月には
計画された38カ所の公共施設全てに太陽光パネルの設置が完了します。
(正確にいうと、最初の明星保育園はNPO時代の設置なので、
会社化されてからは37カ所)。
その後は、資金運用のための事業が展開されていくのですが
ここに、えねぱそも関わってくるんですよ〜。


こうして、官民共同のビジネスモデルが、周りの人の目に
見えるようになってくると、次第に、地元の銀行や信用組合からも
融資が決まったり、第2、第3のファンドが立ち上がり、、、と、
もちろん、その度に苦労があったわけですが、事業が順々に展開していって
現在では、120カ所以上の施設に太陽光発電所が設置され、
ファンド部門も独立した会社となりました。
2009年からは、個人住宅向けの「おひさま0円システム」も始まっています。


その後も、色々なモデル事業の採択を受け、官民が
協力しあってまちづくりをすすめてきた飯田市は
2008年、「環境モデル都市」にも指定されました。

環境モデル都市というのは、温暖化対策、低炭素化社会を
目指す取り組みをしている都市を、国が支援するというもので、
2012年現在、全国で13カ所の自治体が国から選定されています。
(実は横浜市も環境モデル都市なのでした!詳細気になる方は
こちらへ http://ecomodelproject.go.jp/ecomodel/ )

補助金の力、というのも確かにあったわけですが
本当に重要なのは、多様な主体が恊働しやすいように
制度やしくみを改革することなのだと、原さんはおっしゃっていました。
何事もそうかもしれませんが、最初の一歩。
他の自治体が応用できるようなモデルをつくったこと、が、
すごく重要なことなんだなと思いました。




一旦解散したのち、夕食兼交流会の一コマ。
地元食材をつかった料理に舌鼓。地酒も美味でした。
飯田で、自然エネルギーのお祭りみたいなものを企画
したらどうか?という提案があり、盛り上がっており
ます!原さんのお隣は、飯田市役所の小林敏昭氏。
さんぽちゃんをデザインされた方です。






















ツアー参加者の集合写真。2日目に見学した
「ゆいの里」の屋上にて。後ろに天を目指す松の木が!


















あざみ野ぶんぶんプロジェクトは、主婦が中心のボランティア活動。
まだまだ小さいものですが、この活動をしていなかったら、
ツアーに参加して、お話を聴くこともなかったわけで、
今回の旅は、私個人としては、大きな一歩でした。


前半、後半と2回に分けての拙いレポートではありましたが、
飯田市や、おひさま発電所、えねぱそ、およびぶんぶんの活動に
興味をもってくれる方が一人でも増えたらいいなと思います。

飯田のおひさま発電所へのツアーは、今後も開催されるはずなので
もし、機会があれば、参加してみてくださいね。
レポートでは触れられなかったのですが、
今回宿泊した「三宜亭」さんも、社長さんが非常にパワフルな方で
温泉熱と木質ボイラーを利用して、エネルギーをほぼ自給自足
できている先進的なお宿でした。
飯田市唯一の温泉で、銭湯の様にお風呂だけ利用することもできるので
市民からも愛されている様子がうかがえました。
温泉好きな方は、こちらにもぜひ。とってもいいお湯でした!


(文責:梅原あき子)




2012年11月5日月曜日

飯田市おひさま発電所「えねぱそ」ツアーに参加してきました!

10/27〜28(土)〜(日)にエナジーグリーン社の竹村さんの
案内で、長野県飯田市のおひさま発電所を見学してきました。

りんごと人形で有名な街、飯田は実は太陽光発電のメッカ。
あざみ野ぶんぶんでも、2011年11月に「おひさまファンド」の
永田光美さんをお招きして勉強会を開いたので、ご存知の方も
多いかもしれませんが、飯田市とその周辺には、既に市民出資
でつくられたおひさま発電所が、250カ所以上あります。
今回のツアーでは、そうした発電所のいくつかを見学して
その事業を成功させた新しい公共を目指す
おひさま進歩エネルギー株式会社」の社長、原亮弘さんのお話
も伺う事ができました。


その様子を2回に分けてレポートいたします。
(文責:梅原あき子)





飯田では有名!
おひさま進歩エネルギー株式会社のゆるきゃら
「さんぽちゃん」発電中はランプが回転します。

























新宿から車で約4時間。飯田市は長野県の最南端に位置する
人口10万人程の小さな街です。山間の土地ですが信州とはいっても
冬に雪の降る事はほとんどなく、年間日照率が全国的にみても
かなり高い地域なのだそうです。たしかに空が広い。
太陽光発電、太陽熱温水器設置に適している土地なんですね。

街全体を見渡せる高台から、左手前にソーラーパネルが
あ、ここにも。隣近所みなさんつけていらっしゃる!


































市民出資の「おひさまファンド」によって
太陽光パネルが設置された施設には、幼稚園や保育園も
多数あります。

鼎みつば保育園のパネル。2005年に設置。
















明星保育園 2004年5月設置。3kW発電できます。
















明星保育園はパネル設置第一号!


明星保育園東側には、さらに新設されたパネルが。
それにしても山が近いです。
































子ども達のすぐそばにある発電所は、なんだかほのぼの
した雰囲気です。幼稚園側の初期費用はゼロ!なぜなら
おひさま進歩エネルギー社が、出資金を募って設備投資を
するからで、それに対して幼稚園側はサービス料として
月々一定額をおひさま進歩に一定期間支払います。そして
発電した電気を売って資金を回収するという仕組みで、
事業が成り立っています。

出資者側からすると金融商品なので、おひさま進歩に利益が
出れば元本以上のお金が返ってきます。もちろんその反対で
元本さえ戻って来ない場合もありますが、今のところ銀行に
預けるよりも金利が良い状態で返せているそうです。パネル
を設置するのは地元企業なので仕事が増え、雇用も生まれます。

自然エネルギーの普及と、経済活動が共にうまくいくならば、
エネルギー問題に関心がない人でも、ちょっと心が動きますし
ただ儲かることだけを追求するのではなく、自分で出したお金
が未来をよくするのに役立つというのは希望が持てますよね。

思い切って出資してみるのも、エネシフのための大きな一歩です。
おひさま発電所の取り組みが気に入ったから「えねぱそ」を買って
応援するというのも、個人で出来る事の1つですね。


町中のお医者さんにも太陽光 木下クリニック 


















介護施設 ゆいの里の屋上。前日の汗ばむ程の晴天
から一転、2日目はあいにくの曇天でした。




















ゆいの里方式。なんと接着剤で床面に固定
するだけ。簡単で工事費もおさえられたそう。
通常もっと頑丈に固定するのに、ほぼパネルの
重さだけで台風にも耐えたというから驚きです。


























おひさまの丘、メガソーラーいいだは中部電力が管理
している施設。静かな高台にある無人の発電所ですが、
いつでも誰でも見学できます。ご丁寧に駐車場とトイレ
も完備。メガソーラーとは1000kW以上の出力があるもの
で、年間発電量が想定100万kW、約300世帯分の年間使用
電力をまかなえるそうです。2011年1月に運転開始。

かなりの量のパネルが並んでいます。



































静かな管理人たち。フェンスと有刺鉄線がはりめぐら
されていますが、近寄りがたい雰囲気ではありません。
写真もばしばし撮れます。普通の人が近づけるというのも
原子力発電所と大きく違う点かなと思いました。





















飯田には、小水力や、木質バイオマスなど、太陽光以外の
自然エネルギー資源も豊富なので、エネルギーを地産地消できる
可能性が非常に高いです。
子ども達への環境教育にも力をいれているそうで、
生まれた時から、自然エネルギーを使うのが当たり前な世代が
誕生しつつあるというのが、とてもいいです。
一方で、非常にふるい日本の祭りが残っていたりと、文化的にも
特色があって、今とても面白い土地だと言えます。

独立型ソーラーシステム作りも面白いので、もっと広めたい
のですが、市町村レベルで動き始めている飯田市は要注目。
ぜひ目を向けて欲しいです。

出資者の名前が刻まれたボードが市内動物園前に。
竹村さんや、同行した方のお名前もありました。
100年後にも残っているかな。


















次回は、おひさま進歩エネルギー社がどんなふうに
出来ていったのか、交流会の様子、今回泊まった温泉宿「三宜亭」の
自然エネルギー活用についてお伝えしたいと思います。


2012年9月27日木曜日

ソーラーシステム、どこで買った? 

あざみ野ぶんぶんプロジェクト 梅原あき子です。

来週10月3日の、ソーラーシステム講座に向けて

ぶんぶん実行委員たちの機材購入状況をご紹介したいと思います。


一回目の勉強会でオススメしたサイトYMT ENERGYの
残り4セットのうち、あざみ野ぶんぶんが買い占めてしまいそうな
勢い。実行委員のうち二人がすでに購入を決めました!

60Wのパネルと、20Aのチャージコントローラー、
45Ahのバッテリー、120Wのインバーター、
ソケットケーブル、パネル専用の延長コードと説明書までついて
¥39,800は、やはりお買い得!


それから、前回ブログでお伝えした蓄電システム.com
チャージコントローラーの種類が豊富で、機能だけでなく、
デザインでも好きな物を選べるところが楽しい、こちらのサイト。

20Wクラスの格安セットを購入した実行委員が2名。

20Wのパネル、14Ahのバッテリー、正弦波150Wのインバーターに
アメリカ製6Aのチャージコントローラーが付いたセット

中国製の10Aチャージコントローラーがついたセット

を、それぞれバッテリー容量22Ahのものにグレードアップして注文。
勉強会で、ワット数の計算も習得したので、こまかな
オプション注文も自分で考えて決められるのです。

「将来的に増設もしたいから、20Aのコントーラーにしたの〜。」
「いいね〜、うちは10Aで十分よ。」

先週まで、ワット?インバーター?なあにそれ?という状態だった
主婦たちが、そんな会話を交わしはじめています!

来週制作予定の方は、機材の購入お早めに。
注文してから、届くまで数日かかります。
今週中に注文することをオススメしますよ。

ではまた。ぶんぶ〜ん♪

☆追加情報!
上記のセットものについてくるインバーターは
ファンの音がうるさい!ということで、
結局みんなインバーターのみ買い替える羽目に。
インバーターは、個別に、カー用品売り場や、ネット上で
注文された方が良いです。
HP上には、多少の騒音は仕方ない、と書かれていたりしますが
全く無音のものもちゃんとありますよ!








2012年9月21日金曜日

独立型ソーラーシステムをつくろう!講座担当者より 参加者のみなさまへ


9月19日のソーラー講座第一回目が無事終了しました。

2回目、10月3日の制作実践に向けて、
機材購入に関する補足情報をアップしたいと思います。
ソーラー講座は、今後も開催していく予定です。
今回、ご参加いただけなかった方も、ぜひご覧になって
出来る人はどんどん手を動かしてくださいね。

〜ソーラーシステム制作に必要なもの〜

1、ソーラーパネルとチャージコントローラーをつなぐ
・ソーラーパネル
・パネルの延長ケーブル(H−CVケーブル等)、コネクター
・丸形端子と絶縁キャップ(なくて大丈夫な場合もあり)
・チャージコントローラー

2、チャージコントローラーとバッテリーをつなぐ
・ケーブル(VFFケーブル等)
・丸形端子と絶縁キャップ(なくて大丈夫な場合もあり)
・バッテリー側の丸形端子と絶縁キャップ
・バッテリー

3、バッテリーとシガーソケットをつなぐ
・シガーソケット
・丸形端子と絶縁キャップ(なくて大丈夫な場合もあり)

4、バッテリーとインバーターをつなぐ
・インバーター
・丸形端子と絶縁キャップ(なくて大丈夫な場合もあり)

昨日の講座で、丸形端子と絶縁キャップについて触れなかったので、
どういう形のものか、こちらを見てみて下さい。
http://www.monotaro.com/s/c-59665/

これは、配線をするときに、
ケーブルと機材との接続部分が、電線むき出し状態にならない為の
小さな部品です。ホームセンターなどで手に入ります。
太さがいろいろあるので、ケーブルの太さにあったもの、
コントローラーの差し込み口の大きさにあったものを選びます。
パネルとバッテリー、コントローラーを購入してから、
お店に問い合わせて見るといいかもしれません。

※ワイルドなやり方として、
 針金+絶縁テープで代用も可能ではあります。
※端子付きの状態で販売されているものもあります。
※ソワ岩崎&梅原が購入したものの余りで大きさが合えば、
 お使いいただけます。こちらへコメント、またはメールでご相談ください。


〜ネット上のお店追加情報〜
講座後、発見したのですが、こちらのサイトも品揃えが充実していて、低価格。
セット販売も色々出ているのでご覧になってみてください。
http://www.chikuden-sys.com/solar/concept.asp



2012年9月18日火曜日

新連載☆電気のおはなし


メルマガで既に2回お届けしております
新連載☆電気のおはなし。
ブログにも、少し遅れてぽつぽつと載せていきます。

そもそも電気って何なのだろう?
そんな問いから生まれた、現実の生活には
多分あまり役に立たないお話。

素人調べなので、多少間違っている情報も混じっているかもしれませんが、
これを読んで、電気を「好き」になってくれる人が、一人でもいたら
嬉しいな、という想いで書いています。

では、電気をめぐる時空の旅に出掛けましょう。ぶんぶ〜ん♪

 はるか昔、紀元前のギリシャ時代から
今で言う「静電気」といわれる現象は知られていました。

下敷きをこすって頭に近づけると
髪の毛が吸い寄せられる、あの現象。
 
なんだかよく分からないが、なにかがあるよね?
この、ものを吸い寄せる力は一体なんだろう?
それが、電気をめぐる最初の問いでした。
 
今伝わっている話では、
最初の哲学者ともいわれる、古代ギリシャのタレスさんが
「琥珀を布や皮でこすると羽毛を吸い寄せる。」ことを
知っていたといいます。これが紀元前600年頃。
 
その後、ぴゅーんと時代は飛んで、16世紀頃になって、ようやく
この謎を解く科学的な実験や発見が各国で盛んになってきます。

そして、エリザベス一世の侍医ともなったお医者さんで、
物理学者でもあったイギリスのギルバートさんが、
1600年に出版した「磁石論(The magnet)」という6巻に及ぶ
大著の中で、磁石の引力とはまた別の、
この不思議な力を「エレクトリック・フォース」と名付けました。

これは、ギリシャ語で「琥珀」を意味する「エレクトロン(electron)」
にちなんでギルバートさんが作った造語なんですね。
このお方、文才もあったらしい!
(ちなみに、この時代のロンドンは天才の時代?!だったのでしょうか。
シェイクスピアの絶頂期、彼の演劇が大ブームを巻き起こしていたそうな)。

電気は英語で「エレクトリシティ(electricity)」。
のちのちの時代に発見された電子は「エレクトロン」と言われています。

この流れを知って、私は、電気って琥珀の子なんだ〜!と感じました。
琥珀は、樹脂が土の中で長〜い時間をかけて固まったものだから
電気の親は、植物!?
そう考えると、わくわくしてきませんか?

ちょっと強引なこじつけかもしれないけれど、
「琥珀の子」
と題して、今後も電気のお話、続けていきたいと思います。

では、次回お楽しみに。ぶんぶん〜♪

(文責:梅原あき子)

2012年9月6日木曜日

古川国家戦略担当大臣に直接『お母さん版エネルギー基本計画』を手渡しました!

 本日、わたしたちあざみ野ぶんぶんプロジェクトのキタハラマドカ、ヨシムラユウキ、中島美穂は、古川元久国家戦略担当大臣と面会し『お母さん版エネルギー基本計画』を直接手渡してきました。

地元衆議院議員の山崎誠さんの表敬訪問に同行させていただき、エネルギー政策の未来を決める「エネルギー・環境会議」の議長でもある古川大臣に、わたしたちの想いを伝えました。この数日で、日本のエネルギーの未来が決まるという正念場。非常に多忙な大臣ですが、山崎議員の熱意で表敬訪問ができ、本当に感謝しております。

古川大臣は、「再生可能エネルギーへシフトするには小規模分散型、家庭のエネ自給自足が増えることが大切・国民参加で新しいエネルギー社会をつくろう」と仰っていました。本日、「始めよう!グリーンエネルギー社会」というホームページを立ち上げたばかりだそうです。
http://www.greenenergy.go.jp

このホームページでは、2020年の「私たちの暮らし」をこう伝えています。
・自分で発電しよう!
・電力会社を自由に選ぶ!
・節電して儲けるって?
・電気自動車は動く蓄電池になる!
・家や、街が、スマートになる!
・新しい仕事や会社が生まれる!


2030年のエネルギーの選択肢について、国民から89,124通のパブリックコメントが集まり、国家戦略室が現在そのとりまとめと精査をおこなっています。今回、初めてパブコメを書いたという人も多いのではないでしょうか。

「話そう“エネルギーと環境のみらい」
http://www.sentakushi.go.jp


『お母さん版エネルギー基本計画』では、根拠に基づいた将来ビジョンを、生活者個人個人が考え、志向して、行動に移すためのワークショップを展開してきました。プレ勉強会、1-3回の勉強会、そして成果発表会と、計5回の学びの場を5カ月かけて地元あざみ野の人たちに提供しました。
 勉強会では「原発に反対すること自体を目的化しない」ために、エネルギー政策の要素(エネルギーの3Eや石油含めたエネルギー資源の持続可能性、日本の人口や社会保障等の将来動態)を学び、そのうえで、いかに自分たちが目指す未来を主権者としてつくっていくのかを考えてきました。

 わたしたちはこの学びのプロセスを通して、民主主義とは何かを、少しずつ、体得しているような気がします。大きな社会課題に対してアクションし、それを地元の政治家に伝え、託す。ある意味正当派で王道を歩んできました。そして、わたしたちは主権者であることを初めて自覚し、行動した、選挙以外の初めての行動かもしれません。
 実際、このことは、褒められたことではなく、これまで政治や社会に無関心で政治家や経済人に御任せだったことに自覚して、恥ずかしながら、というのが正直なところです。
 わたしたちは主権者であることを棚上げして、自分に都合の悪いことは見ず、日々の楽しみを享受し、日常に埋没し、社会をつくる一員であることを忘れていたのかもしれません。原発事故はわたしたちの目を醒ますにはあまりに強烈な一撃でした。

 いまなお原発事故は終わっていない、というのがわたしたちの実感です。国土の大きな面積が、将来的に帰れるかどうかの目処も立たないまま、ふるさとを追い出された人がいる。放射能汚染は続いています。緩和ではなくこの地で適応していくことを選び、現実に生きています。その事実に立脚しての、新しいエネルギー政策を期待しています。


 その後、山崎さんのご案内で、経済産業省の経済産業大臣秘書官室と、環境省地球環境局を訪ね、枝野経産大臣と細野環境大臣に『お母さん版エネルギー基本計画』手渡していただけるよう、担当の方にお願いに行きました。 近々に決まる日本のエネルギーの未来。生活者の声を届けてきました。

 今日は蒸し暑く風もなく汗ダラダラ、そんななか永田町から霞ケ関まで歩きに歩き、声を届ける機会をくださった山崎誠さんに心から感謝します。そして大変多忙ななか耳を貸してくださった古川国家戦略担当大臣、ご担当者の皆さんにも感謝します。そしてあざみ野ぶんぶんの仲間たち、家族、友人にも感謝します。


2012年8月26日日曜日

全3回連続講座「独立型ソーラーシステムをつくろう!」のご案内



9日の「シェーナウの想い」上映会まであと3週間。

それに続きまして

2012年後半のあざみ野ぶんぶんプロジェクトの活動は、
「独立型ソーラーシステムを手作りしよう!」です。
すでに、たまプラーザのカフェ・ソワ店主岩崎玲子とわたくし梅原あき子が
自作のソーラーシステムで小さなオフグリッド生活を始めています。
エネルギーを自分でつくることを始めたら、電気を本当に必要とする
モノと量がわかるかも?

日程:9/19(水)・10/3(水)・11/28(水)
時間:10:00〜12:00
場所:9/19 あざみ野アートフォーラム・セミナールーム1
   10/3  ウィズの森(青葉台駅徒歩15分・駐車場あり)
       http://www.with-house.co.jp/
   11/28 あざみ野アートフォーラムを予定
参加費:全3回で参加費5,000円(単発の場合1回2,000円)

※お母さん版エネルギー基本計画冊子付き!
※家族、夫婦での参加可(資料・冊子は1組につき1部)
※システム制作費は含まれません。
※10月の制作希望者は1回目の勉強会に必ず参加してください。
※都合で参加出来ない会があった場合、払い戻しはできませんが
その分の資料はお渡しいたします。 


☆第1回目9/19(水)は「電気って何?」「我が家の電気事情」
ぶんぶんメンバーが、実際に作ってみての失敗談なども交えながら、
ソーラーシステム導入の前に知っておきたいことを学び、自分たちの
暮らしには、どれくらいの規模のシステムが必要かを考えて行きます。
★持ちものあります!お忘れなく〜!!
・3ヶ月分の電気料金表
・宿題プリント※こちらからダウンロードも出来ます。

☆第2回目10/3(水)は「独立型ソーラーシステムをつくろう」
いよいよ実践!講師をお招きして、実際に手を動かして制作します。
1回目の講座で、必要なものが売っている場所等のリストをお渡しします
ので、各自で予算や目的にあったものを購入し、それを持ち寄っての
作業となります。必要な工具類はこちらで用意します。
※バッテリーはかなり重く、パネルも大きいとそれなりの重量。車が
ないと持ち運びできないため、見学のみでも可。見るだけでも勉強になります。

☆第3回目11/28(水)は「ソーラーシステムの輪!」
システム導入から一ヶ月以上経過して見えてきた事、成果や課題をシェア
します。また、あざみ野ソーラーマップを作りたいと思っていますので、
各家のパネル設置状況の写真など募集するかも?
「あざみ野ぶんぶん電力」構想も、ここでまた話し合えたらと思います。


参加申し込み、お問い合わせは
azaminobunbun@gmail.com
ソワ店頭でも承ります。
045-904-1286

定員15組に達したら締め切らせていただきます。


2012年8月17日金曜日

9月9日「シェーナウの想い」映画上映会をやります!



夏休みいかがお過ごしでしょうか。
あざみ野ぶんぶんプロジェクト、梅原あき子です。

「お母さん版エネルギー基本計画」の出版を経てぶんぶんの活動も一段落。
休み明けは「シェーナウの想い」映画上映会からはじまります。

これは、ぶんぶんメンバーが見たい!見よう!と思った映画。
エネルギー問題に関して、ドイツってなんだか進んでる、、と思えるのは
ふつうの市民が変わった!変えていった!からだったのかも?

今の生活、エネルギー制作に対して疑問のある方はぜひいらして下さい。 
豪華トークつきですよ〜。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

「あざみ野ぶんぶん電力」をつくろう!
『シェーナウの想い』上映会 & エナジーグリーン竹村英明さんのエネルギートーク

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

「シェーナウの想い」とは・・・

 ドイツ南西部の小さなまち・シェーナウ市の住民グループが、チェルノブイリ
原発事故をきっかけに、「自然エネルギー社会を子どもたちに」という思いから、
ドイツ史上初の「市民の市民による市民のための」電力供給会社を誕生させた
軌跡を綴ったドキュメンタリー映画。

 “日本のシェーナウ”の胎動も、あちこちで起こっています。

3.11を機に足下からエネルギーシフトを目指す市民グループである
あざみ野ぶんぶんプロジェクトも、「あざみ野ぶんぶん電力」を構想中。
あざみ野の隣町にお住まいの「ミスター・グリーン電力」こと、
エナジーグリーン副社長の竹村英明さんをお招きし、市民による
エネルギーシフトの道筋と可能性、そして個人でも確実にエネルギーシフトできる
個人向けグリーン電力証書「えねぱそ」について、語っていただきます!

 日時:2012年9月9日(日)
 場所:アートフォーラムあざみ野 2階 セミナールーム2-3
 (東急田園都市線・横浜市営地下鉄線あざみ野駅 徒歩5分)

☆ 午前の部:10:00-11:00(上映)、11:00-12:00(トーク)
 (お子様連れ参加可能)

☆ 午後の部:14:00-15:00(上映)、15:00-16:00(トーク)
 (お子様連れ参加不可)

 参加費:予約券800円、当日1000円

 ※できるだけ公共交通機関をご利用ください。駐車場は予約制(有料)です。
 ※託児あり(1歳半〜未就学)要予約(TEL:045-910-5724)、有料、要事前登録。
  利用日の1カ月前から3日前の17時まで受付。
 ※午前の部はお子様連れでの視聴が可能です。

お問い合わせ:あざみ野ぶんぶんプロジェクト
 azaminobunbun@gmail.com
 080-4625-4338(10:00-18:00)

予約券受付店舗:オーガニックカフェ・ソワ[礎・波]
〒225-0002 横浜市青葉区美しが丘5-1-5-110 
第3吉春ビル(たまプラーザ駅徒歩3分)
TEL045-904-1286
営業時間 10:00〜21:00(日・月は〜20:00) 火曜定休