2011年10月10日月曜日

第3回ぶんぶん勉強会(9/27)では、鷺沼発電所の見学に行きました!


あざみ野ぶんぶん勉強会の第3回目は外部講師をお招きし、さらに外を歩きました。
テーマは「都市にある未利用の自然エネルギー・マイクロ水力発電を知ろう」。
講師は、東京電力の子会社で小水力発電事業を手がける東京発電株式会社の
マイクロ水力グループ・富澤晃さんと、濱田督子さんです。

「水力発電ってどんなイメージですか?」という富澤さんの問いに、
昔ながらの水車か、大規模なダムか、参加者の中で意見が分かれました。
どちらも発電には違いないのですが、小水力発電の場合は、電気をつくるために
わざわざ自然を開発してインフラをつくるのではなく、水道事業や農業用水など
ある目的のためにすでにつくられているインフラの一部を活用し、そこを借りて
発電をさせてもらう、という発電形式であると富澤さん。
これにはみんな「へえ~」と納得しました。
また、水の流量と落差によって発電電力量や効率が変わる仕組み、
どのような水の条件があると小水力発電の開発に適しているのかなど、
基本的なレクチャーのあと、私たちの拠点であるあざみ野から飛び出して、
2駅渋谷よりの鷺沼駅まで向かいました。

鷺沼駅から徒歩5分ほどの場所にある川崎市水道局の鷺沼発電所は、
鷺沼配水池の自然流下による落差を利用したマイクロ水力発電所です。
発電能力は90kWで、年間発生電力量は55万kWh。一般家庭の約160軒分の電力を賄います。
東京発電ではこれを全量売電して、売電収入を得ているとのこと。

発電所は普段はなかなか見学することのできない施設ですが、
詳しい解説のおかげで、参加者からの質問もたいへん活発で盛り上がり、
とてもよい機会になりました。

それにしても、都市部で、こんなに近所に、自然エネルギーの発電所が
あるなんて驚き……ですよね。身近でエネルギーがつくれるということを知れば、
エネルギーシフトへの関心も自ずと高まってくるのではないか……と思いました。

改めて、東京発電の富澤さん、濱田さん、川崎市水道局の職員の皆さんに
お礼を申し上げます。

東京発電HP



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